外壁リフォームにおけるシーリングの役割
防水の役割
サイディング外壁の目地やサッシ廻り、軒天と外壁の取り合いなどにシーリング材を
充填することで、隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぎます。
シーリング材はゴムのように弾力があり、地震などで建物が揺れても動きを吸収し、
隙間やひび割れ等を防ぎます。
また外壁のひび割れ等の隙間に充填し、雨漏り、漏水を防止します。
外壁塗装の場合、塗料ばかり注目されがちですが、このシーリングをしっかりと行うことで
建物全体の防水性を高めるのでとても重要な工事です。
シーリングの寿命
シーリング材も必ず劣化します。
「紫外線」と「目地の動き」等の建物の環境によっても変わってきますが
一般的に耐用年数は7年~10年程度と言われています。
しかし最近は耐用年数20年超という高耐候のシーリング材も開発されています。
シーリングは劣化すると伸縮性も失われ、スカスカになったり、亀裂が生じたり
します。雨漏りの直接の原因となりますので、シーリングが裂けていたり、
痩せてきている場合には早めに補修や打ち替えすることが大切です。
補修方法
シーリングの補修方法としては「増し打ち」と「打ち替え」の2通りの方法が
あります。「増し打ち」は既存のシーリングを撤去せず、上からシーリング材を充填します。
「打ち替え」は既存のシーリングを撤去しシーリング材を充填します。
一般的に劣化状況や予算によって決めることが多いようです。