外壁塗装における塗り回数
基本3回塗り

外壁塗装での塗回数は3回塗が基本です。
1回目に既存外壁面と仕上げ塗料の密着をよくするための下塗り材を塗装し、
2回目に仕上げ材の1回目。3回目が仕上げ材の2回目を塗装という流れになります。
「サービスでうちは5回塗りでやります」などと言われる業者さんもおられるかと思いますが、
塗回数が多ければ多いほどよさそうに思えますが、回数が多ければ良いというわけではありません。
確かに塗回数の多さでメリットがある場合もありますが、なぜ塗回数を増やすのかきちんと説明されない
と失敗する可能性もあります。
メーカー指定の塗り回数
なぜ3回塗りが基本なのかといいますと、塗料メーカーが指定しているからです。
適正な対価を得るための基準にもなっています。塗回数を余分に増やすにはそれだけ使う塗料も
増えますし、塗る手間も余分にかかります。それなのに費用は変わらず、「5回塗装します」
というような場合は規定以上に薄めた塗料を使ったり、指定以外の安い材料を使われている
場合も考えられるので、注意が必要です。
または塗装工事の金額を上乗せするために「5回塗りをします」なんて場合もあるかもしれません。
費用に対して適正で塗料の効果を発揮できる3回塗りが基本ということを覚えておくといいでしょう。
4回・5回塗りが適正な場合も!?
悪い意図で塗回数を多く提案している場合ではなく、本当に4回5回塗りが必要とされる場合も
あります。最初から5回塗りの工程に定められている塗料や傷みの激しい下地の場合などがあります。
下地の状態が悪い状態などのときは、塗料の吸い込みが激しくきれいに仕上げるためには、
シーラー(下塗り)を2回塗ったりするので、塗り回数が4回や5回になります。
ですので、見積もりの段階などで4回塗りや5回塗りを提案された場合はその理由などを
しっかりと聞き、理解された上での工事がとても大事です。
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