塗装作業工程
外壁塗装の作業工程
「塗装」というと、まず見た目をきれいにするということを思いますよね。
もちろん、見た目(美観)も外壁塗替え工事において、大事な目的の1つです。
しかし、本来の目的は大切なお住まいや、建物を長期にわたって守る(保護する)ことです。
塗膜によって、建物内部への水の侵入を防ぎ、紫外線から建物の劣化を防ぐ事が大事になります。
塗装した塗膜ももちろん劣化していくのですが、もちろん塗料の種類にもよりますが、
塗膜の寿命には作業工程も大きく関わってきます。
写真は外壁改改修工事での、下地補修、シーリング打ち替え、高圧洗浄が完了し、
塗装作業に入る前の状態です。
下塗り
まず、下塗りです。(今回の改修工事はよくあるオーソドックスな塗装作業工程の仕様になっております。)
下塗りは微弾性フィラーを使います。
微弾性フィラ―は弾力性があるため、下地へのクラック追随性があります。
この微弾性フィラ―を塗装するときに、微細なクラック、巣穴などを埋めていくことが
とても大切です。水で希釈するのですが塗りづらいからといって希釈しすぎると、クラックや
巣穴が埋まらないの多少塗りづらくても厚めに塗装することを心がけます。
中塗り
つづいて、中塗り作業になります。
当工事では中塗り(上塗り1回目)は水性のセラミックシリコン樹脂塗料を使用します。
中塗り塗装作業時も希釈し過ぎず、均一になるように塗装していきます。
上塗り(仕上げ)
そして仕上げ(上塗り2回目)作業です。
中塗りの時点で色は仕上がっている場合もありますが、仕上がっていても必ず上塗り(上塗り2回目)作業して
仕上げます。やはり上塗りを1回と2回では塗膜の厚みが変わりますし、塗膜の寿命にも大きく関わってきますので
手を抜かず、妥協せず、作業工程をしっかりと守り、見た目だけではない、
お客様のお家や建物を守るということをいつも心がけて作業に励みたいものです。