難付着サイディングボード
見分け方
外壁塗装工事をするにあたって、気をつけなければならないことのひとつに
難付着サイディングボードがあります。
お客様自身でも確認できることもあるので、実践してみてはいかがでしょうか。
チョーキングしていない
見た目では判断の難しい難付着サイディングボードですが、
難付着サイディングボードであるか確認する手段として、チョーキング(白亜化)しているかどうかを
みるのが簡単で分かりやすいと思います。
難付着サイディングボードは特殊なコーティング(光触媒・親水性・無機・フッ素など)をしてあるため
10年程度では、チョーキング現象は見られません。
外壁のサイディングボードを指でこすってみて、白い粉がつくようならチョーキングしているので
難付着サイディングボードである可能性は極めて低くなると思います。
ラッカーシンナー
あと、ラッカーシンナーを使用する判別方法があります。
ウエス等にラッカーシンナーを湿らして、サイディングボードを擦ります。
通常のサイディングであれば、ラッカーシンナーで擦ると表面の塗膜が溶けて、
少し、色が落ちます。
難付着サイディングボードの場合は塗膜が非常に強いため、ラッカーシンナーでも
溶けません。
試してみて塗膜が溶けなければ、難付着サイディングボードである可能性が高いと
言えると思います。
仕様書
とはいえ、1番確実に判断できる材料としては、新築時の設計書や図面、仕様書などが
あれば、製品名がわかるはずですのでそこから判断するのが1番良い方法だと思います。
外壁に使われる製品や、外壁塗装材なども今は種類も豊富です。
そのため、正しい塗料の選定など判断が大事になるので、日々勉強ですね。